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関節リウマチとオステオパシー

アメリカでウイリアム・クチェラDOとマイケル・クチエラDOの親子が、1994年に出版したオステオパシーの専門書、「Osteopathic Considerations in Systemic Dysfuncfion」ではオステオパシーの手技は関節リウマチのケアに置いて非常に有益なコンポーネントと説明しています。
オステオパシーの手技療法は関節機能障害全般に有益なだけではなく、関節リチュウマチ(RA)の残された関節機能をオステオパシー手技で最適化する事や、全身に対するオステオパシー・トリートメントが関節リウマチの進行を抑制し、改善や緩和に導く大きな要素の一つと紹介しています。

関節リウマチの緩和や補完的療法には、オステオパシーの他にも食事や適度な運動など、健康的な生活やセルフケアがあります。
今回のブログはこのリウマチに対する、当院の関節リウマチに対する対応法を紹介してます。 

関節リウマチとは?

関節リウマチは30〜40代の圧倒的に女性に多い(1対4)病気です。関節の滑膜や軟骨に生じる自己免疫性の疾患のことで。関節構造(滑膜・関節軟骨)を攻撃する事で炎症を起こし関節を破壊する関節炎にも属します。
手や足の抹消の小関節から左右同時に侵され、慢性化すると手首や足首などの大きな関節も侵されて行く病気です

原因

一般的には原因は完全には分かっていないと医学的に定義されています。遺伝要因や環境要因や複合的に関わるとされ、ウイルス感染も関わると一般的に言われている。
遺伝的要因や、過去に感染した出来事は変えられない出来事ですが、改善可能な環境要因は積極的に改善すべきです、その中でオステオパシーが注目するのは身体のオステオパシー機能障害と食事の改善です。

オステオパシーが注目する原因

オステオパシーからみた、関節リウマチの増悪因子と注目するものは、関節リウマチ部位の血流障害に注目します。この血流の流れの低下は交感神経の興奮から生じます。

交感神経と副交感神経と顆粒球被曝

この交感神経の過剰な興奮は脊椎や内臓のオステオパシー機能障害から容易に生じ得ます。この事はオステオパシー機能障害の研究者アービン・コーphDの研究で分かっています。
また日本の生理学者の安保徹phDの研究から、関節リウマチを起こした関節の中の膜(滑膜)や液体(滑液)は、交感神経の興奮から交感神経由来のアミノ酸(ペプチド)に反応して顆粒球を引き寄せ、顆粒球の活性酸素(フリーラジカル)の被曝を滑膜が受ける事になります。

その結果、関節の組織を傷める事に繋がっていきます。また、この様な環境によって関節の中のヒダの変形が起こります。

この変化したヒダは炎症物質を放出するとされまたこのヒダがある環境では関節液の粘性を低下させる事で関節の衝撃緩衝作用を低下さる。これらの事が相まって関節軟骨も破壊し、関節リウマチを進行させて行くと考えられています。

この環境を断ち切るには、交感神経の興奮を抑え副交感神経を優位にし、血流を増やし関節の酸素濃度を高め、顆粒球の増殖を抑える事で活性酸素(フリーラジカル)の被曝を抑制し、副交感神経を高める事でリンパ球を増やし正常な治癒反応に導く必要があります。

リーキーガットからの血毒症

上記と共に、オステオパシーやナチュロパシー(自然療法)は昔から、リウマチを含め全てのアレルギーの原因の大きな要素に毒血症が関わると考えていました。そしてこの問題には腸内細菌の異常(SIBO)から腸漏れ症候群(リーキーガット・シンドローム)を生じ、それを引き金に毒素が血中に運ばれ様々な部位でアレルギー反応を起こすと考えました。
近年になり現代医学でもこの様な問題を小腸内細菌増殖症(SIBO)などと呼ばれ、認識される様に成りました。

当院のオステオパシー&生活と自然療法の指導

オステオパシーアプローチ

全身のオステオパシー機能障害を総合的に観察し施術します。

オステオパシー機能障害は現在大きく分けると、下記の3つに大別されます。

  • 筋骨格系の体性機能障害
  • 内臓系の内臓機能障害
  • 頭蓋仙骨系の頭蓋仙骨機能障害

特に関節リウマチに関連性が高い「交感神経」の興奮に大きく関わる「筋骨格系の体性機能障害」と「内臓機能障害」の領域に注目します。また、消化器系の内臓機能障害をチエックし、これらの構造に機能障害があればオステオパシーで施術します。
交感神経興奮からの顆粒球の被曝や、腸内細菌からの血毒症に対してより良い緩和方法提案しケアします

局所の関節リウマチや、その周辺の四肢の関節や筋膜にも、オステオパシーのソフトな手技を用います。

生活指導とセルフケア指導

食事によるSIBOに対する食事法の情報を提供します。腸壁の修復を促す栄養素や食材の指導を行います。
腸内で異常増殖した細菌を排泄する自然療法の安全なセルフケアを指導します。
関節炎と腸内細菌の両方の改善や緩和に有益なメディカルハーブやセルフケアの情報を提供します。

電話番号: 03-3942-4678

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参考文献
・「Osteopathic Considerations in Systemic Dysfuncfion」 全日本オステオパシー協会
ウィリアム・クチエラDO & マイケル・クチエラDO
・薬を止めれば病気は治る マキノ出版 
   安保徹MD
・リーキーガット症候群  出版所 Amazon Servicb lniernational.once
   トンプソン真理子ND

その他インターネット 
 大阪大医科系研究所の岡田随象(遺伝統計学)の研究グループの研究紹介文。

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