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足首をくじいてからよく捻る

オステオパシーでは足首をくじいた(挫いた)場合の回復に有益です、重度の捻挫でなければ急性の捻挫にも有益で、特に捻挫回復後の足首の問題にはオステオパシーは最適です。
前にも捻挫の事をブログに書きましたが、改めて捻挫の事について、特に反復性の捻挫について書いてみます。

足首の捻挫の度合

捻挫は重篤度により医学的に3つの種類あり1度〜3度があります。この1〜3度の捻挫は問題の度合いにより区別され、平均的回復期間が異なる。(以下)

1度の捻挫

腫れはほぼ無く、過重をかけても歩行も可能だが捻ると痛む捻挫を1度の捻挫という。
この捻挫は回復に約8日間ほどかかります。

2度の捻挫  

局所的に腫れている、歩行で痛みを感じ走るのは困難、内出血の赤い変色を認める、わずかな不安定性がある捻挫。この捻挫は回復に約20日かかる。
その後にアイシングや安静にしてテーピングやサポーターを行います。

3度の捻挫

腫れが大きく、内出血の変色も明瞭で、歩行は四歩以上が困難、足首の不安定性が大きい。
この場合は骨折の検査も必要となり整形外科に行くべきで、靭帯の完全断裂や骨折の有無を確認する必要があります。
安静固定を行い回復期の40日が経過し、腫れや内出血もおさまり、不安定性も安定したにも関わらず、痛みや可動制限がある場合はオステオパシーが有効的です。

急性期1度と2度は一部のオステオパシーの手技は有効です
1度や2度の急性期の捻挫の回復にもオステオパシーは有益です、オステオパシーの施術を急性期に受けると改善を最適化し、回復期を過ぎた後の足首の痛みや繰り返し起こす足首の捻挫ぐせを起こす可能性は低く成ります。3度はまず整形外科へ。

足首捻挫の怪我の回復期を過ぎた後の痛みや反復捻挫

捻挫の回復期が過ぎて腫れがなくなった後に、スポーツや歩行などを再開すると痛みがでたり、また捻挫を簡単に繰り返す場合があります。この問題は捻挫回復の為のリハビリでも起こす事があり困った問題です。

捻挫の慢性期の1度〜3度の全ての回復期を過ぎた後の、慢性的な足首の痛みや可動制限や、捻挫ぐせの問題にオステオパシーは有益です。
この捻挫の回復期が過ぎても足首の動きの範囲が小さくなり運動制限が起こると、足首の動きの関節の間の靭帯や関節包や腱などの結合組織の可動性が低下し、動きが微量に歪みます。
またこの関節の結合組織の動きや位置の情報が不安定になり、この事から歪んだ誤った足首からの情報が神経を介して脳の動作の処理に介入し、正確な足首の動きの命令が筋肉に伝わらなくなり、足首の運動動作が歪み不安定な捻挫を繰り返しやすくなります。これら捻挫後の痛みや可動制限や捻挫ぐせの回復にオステオパシーは有益です。

重篤な3度の捻挫を経験した初期にはオステオパシーの適用とは言えず、整形外科で検査を行いアイシングや固定をして挙上や安静をとります。
そして徐々に運動療法を行います。そして回復期間を過ぎた後に多くが足首の動く範囲が小さくなり、運動制限が最も起こりやすくなります。この場合もオステオパシーで正常な可能性を回復させることが重要になります。

足首のオステオパシー機能障害の中の体性機能障害

オステオパシーは身体の構造の機能障害をオステオパシー機能障害と言います、フランスのアラン・クロワビエDOはこのオステオパシー機能障害には、筋骨格系の機能症障害を体性機能障害と言い、内臓の機能障害を内臓機能障害、頭蓋仙骨の機能障害を頭蓋仙骨機能障害と言います。もちろん足首は筋骨格系なので、オステオパシー機能障害の体性機能障害に属します。

足首の体性機能障害

足首の体性機能障害は、正常な関節面の角度が静的姿勢や動的運動で歪み、筋腱の緊張のバランスが乱れます。また足首を動かしている際の動きの3次元の動きの感覚の正確な処理にズレが生じやすく、この動きの情報をもとに適した筋への緊張の命令が不安定になり、動きを微量に歪ませます、こうなると足首の痛みが残ったり、捻挫ぐせを起こしやすくなります。この問題の回復にはオステオパシー最適です。

オステオパシーのホリスティック・アプローチ

オステオパシーは現代医学の整形外科や、それに類似する方法や考えの柔道整復とは異なります。
オステオパシーは捻挫の症状を起こした部位も診ますが、捻挫した部位のみだけを注目しません。
オステオパシーは足首の捻挫を起こした場合もその部位だけでなく、体全体を総合的に観察する。足首の外傷である捻挫の場合は必ず足首を検査し施術の対象となるが、オステオパシーは捻挫を起こした部位以外の連続性を考慮する。

例えば足首の機能はその上の膝の正常な機能や、股関節や骨盤の正常な生体力学の機能があってこそ効率的に機能する。骨盤はまた正常な脊椎に機能を必要とする。
足首の運動神経や感覚神経は腰椎下部や仙骨から出る神経の命令を受ける、足首の血液やリンパは筋膜に沿って走行し交感神経の支配を受けている。
オステオパシーは上記の様な関連構造や機能を総合的に観察し、ホリスティックに捻挫から生じた局所や遠位の機能障害を検査し、オステオパシー手技で施術します。

運動とオステオパシーマニピュレーション

足首の繰り返される捻挫は、炎症や損傷の回復期に入るとオステオパシーが可能になりリハビリの為の運動も重要です。一般的にオステオパシー機能障害が足首や周辺の関連構造に残ると運動療法の効果が低下します。
大きな運動だとまた捻挫を繰り返すリスクすらあり得ます。
上記の事から、オステオパシー手技と併用しリハビリを行った方が、リハビリだけの効果と比べると基本的に回復効果が高くなります。オステオパシーを行い段階的で適切な運動を行うと効果的が期待できます。

当院の足の反復捻挫に対するオステオパシー&ナチュラルケア

当院では捻挫に関わった全体の検査と施術を行い、捻挫を起こした局所と全体のオステオパシー機能障害へオステオパシー手技を行います。
また捻挫の度数や時間経過や回復経過にオーダーメイドに合わせた、オステオパシー手技の施術を行います。
捻挫後の痛みで来院する場合は、電話で予約して下さい、その際に捻挫の事をお伝えください。


状態で選択される捻挫の局所への手技(下記)

・組織テクニック(筋膜リリーステクニック)
・ファンクショナルテクニック
・TGO/アーティキュレートリートリートメント
・カウンターストレイン
・スラスト(慢性期で用います。)
・リコイリック・スラスト
・新関節マニピュレーション
・神経マニピュレーション

自然療法

必要に応じて指導します。
アイスマッサージ・薬用植物療法・クレー療法・エプソムソルト・状態に合わせた運動法

参考文献

エビデンスに基づいた徒手療法:ガイアブックス マイケルAセフィンジャーDO、その他
オステオパシー総合診断:日本オステオパシーメディスン協会  アラン・クロワビエDO
新マニピュレーションアプローチ:科学新聞社 ジャンピエール・バラルDO  アラン・クロワビエDO

お問い合わせ

  • 電話番号: 03-3942-4678
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