自然療法

西洋の自然療法は、古代ギリシャ医学が大きなルーツになっています、ヒポクラテスが行った基本的な健康に対する考えや手段は大きな影響を与えました。・・・ギリシャ医学はアラビアにも持ち込まれ、ユニナ―医学と呼ばれ後にローマが国教にキリスト教を定めた事で迫害に合いました、後にアラビアに残つたギリシャ医学をヨーロッパは逆輸入しギリシャ医学が民間療法的にヨーロッパに残り、イギリスなどでは占星医学と言う形でも残りました。

現在の西洋の自然療法は19世紀ごろから世界の各地で残った民間療法が起源で、その大きな流れを生んだのはクナイプ自然療法で後にドイツ系アメリカ人のクラフトがクナイプに学び、20世紀後半にアメリカに持ち込みクナイプ自然療法を基にナチュロパシーを立ち上げた。

その他にも教会や修道院などに伝わった様々な自然療法も現在の西洋式の自然療法のルーツに成っている。

現代の自然療法は、医学的視点が盛り込まれ、生理学的根拠が解明され安全かつ有効な様々な効果が分かつて来ています。

人間の消化器の構造(歯・顎・消化管)は、サル化の動物の構造と同じ系統の、植物を食する身体を持って居ます。
健康な100才の以上の方が集中する、ブルーゾーン(ロマリンダ・沖縄・サルデーニア・コチジャ)の健康な100才以上の方を対象にした実態調査でも、食文化や人種(遺伝)や習慣や宗教に関わらず、植物性食品をメインに食生活をし、肉をわずかにしか摂取してない方は、非常に健康な体をキープできる事を立証しています。
コリンキャンベル博士のチャイナレポート(グスコー出版･・葬られた第二のマクガバン報告)に置いても、揺るぎがたい疫学的統計で、明確にこの事実は立証されています。

健全な食生活は、果実 野菜 ナッツ 全粒粉の穀物の植物性食品がメインの食生活で築けます。

炭水化物についての問題として、小麦のグルテン不耐性や非セリアックグルテン不耐性は人口の4％ほどとする数値があり、小麦などのアレルギーからの問題は一般的には気にする範囲ではない、だが生成した小麦や米「白米」や生成したパンや麺は血糖値を素早く高く上げ身体の糖化を促し老化や不健康な様々な問題を起こしうるだろう。

ハーバート大学の2011年のアメリカ人12万人を対象に12年～20年かけて行った研究では、精製穀物の摂取は肥満に成りやすいが、全粒穀物は痩せる結果を示した。

またハーバート大学の2015年の研究では、生成穀物ではなく全粒穀物の場合は心臓病・2型糖尿病・肥満・脳卒中を低減させる事を示した、また身体のC反応性タンパク(体の中の炎症から起こる反応)が減少し、身体の炎症を引き起こす原因を改善する、もしくは炎症を起こさない食品だと言え有益な食品と言える。

有酸素運動は循環器を安定化し血管を改善し、余分な脂肪を燃焼し、筋強化の運動は筋の瞬発力や持久力を上げ基礎代謝量を上げる、ストレッチ運動は全身の構造の可動性を上げ、神経の働き安定させ、軸圧荷重の運動は骨のカルシュウム吸収を促し骨繊維の強度まし丈夫にします、ホルモンを安定化させ、老化を防ぎ、怪我の回復に重要です。

ヨガ・有酸素運動・筋肉とレーニンニングは身体の維持や健康促進や体の回復に重要です。
(当院では特にオステオパシー機能障害を改善する特殊な運動法やセルフケアも教えます。)

人間の体の約7割近くが水で、水は体内の代謝を生じる基礎であり、神経伝達も水分が無いと正しく機能しません、体の全身の骨構造や軟骨粘弾性や、関節内の滑液も水分の濃度や粘度の状態で機能性が安定してます、また血液内の水分子の濃度が低いと血液の粘度を上げ、高血圧を誘発する要因に成ります、正に水は生命の働きの舞台で、正しく水が取れていないと、自己調整や自己修復といった自然治癒力は働きません。

水分の補給はまた自然な塩の量とのバランスが重要です、そしてオステオパシーなどの結合組織の柔軟性の改善は、身体の不効率な体液循環の部位を改善し水の力を身体に発揮させます。

休息は健康の要で、人間の自己調整や自己回復の多くは休息や睡眠の時に最も働きます。・・また寝ている間に脳の可動性が上がり、脳内代謝産物のトキシンを排泄し脳の状態をリセットします、また睡眠はメラトニンを分泌しアンチエイジングを促し、鬱などに抵抗する働きも促します、また様々なホルモンをコントロールする脳の視床の働きを安定化させます。

太陽光は視覚を刺激し、神経を介して脳を刺激しメラトニンの分泌を促し、心の安定や身体のリズムを整えます、また太陽光は皮膚でビタミンDを作らせ、ビタミンDは骨にカルシュウムを誘導し骨を強固にします、骨の変形を防ぎまた多発性硬化症や鬱や統合失調症の予防に大きな働きがあり、結核菌やウィルスを抑制し・・その他にも様々な健康維持の働きを持つ。

空気は人間のエネルギーの根源です、きれいな空気を十分含んだ血液は、各種組織を活性化し健康な状態に保ちます、酸素の無い世界は即死に直結します。

これは不適切な食事(肉中心・加工食品・食品添加物・精製穀物)や、運動不足、睡眠不足や不規則な生活時間、不衛生な空気(タバコや薬物)、アルコールや過剰なカフェイン、破壊的･自滅的思考が及ぼす脳の機構低下など、様々な物があり、これ等は心と体にとって害に成ります。

これは寛容で効果的なストレスケアを教えます、心のトラブルは認識や理解と関係する前頭葉や、感情と関わる辺縁系と、自律神経と関わる視床との働きの異常を起こします。

正しい医学的情報の認識指導や改善の為の日常行動や寛容な運動の指導は、精神面が関係する自律神経の乱れや心身症に有効な働きを持ちます。

簡単な瞑想もストレスを軽減し、脳の機能の恒常性に有用な働きをして、身体の健康にも貢献します。