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腰痛と内臓の不調(内臓機能障害)

Human Body Organs Anatomy. 3D

オステオパシーは世界の手技療法の中で、独創的な身体の部位に対するアプローチがあります。内臓系と頭蓋仙骨系です。関節や筋・筋膜と言った身体の部分に対するアプローチもオステオパシーにはたくさんありますが、この部位に対するアプローチは他の手技療法も施術範囲とする事はあります。例えば関節の矯正を行うカイロプラクティックや、筋に対するマッサージや指圧などがあります。
今回は他の手技療法では対応しない、もしくは僅かにしか対応しない内臓領域へのオステオパシーの事を書いてみます。その中で内臓と腰痛との関わりを紹介します。

一般の方に理解しやすくする為に、詳細わ避けて説明します。

内臓と腰と膜

背骨を含む筋肉や骨格の事を筋骨格系と言います。筋骨格系は内臓の外の能動的働きを持つ枠組みと言えます。この筋骨格系は人の意思で活動する日常生活での身体の動きを提供します。

例えば腹部の内臓は腰の筋を包む膜(筋膜)に接する腹膜が、内臓に向かう血管と神経を包みその延長で内臓を包み結びついている。また臓器どうしを結びつける膜も存在する。
またこの膜で包まれた内臓どうしの間に液体の漿液で満たされ、包まれた内臓どうしは動いた際に内臓と内臓同士や、内臓と体壁は摩擦する事なく滑る事が可能になる。
この様に体壁の筋や骨や血管や神経は、筋膜や腹膜の膜を返して結び付いている。

腰痛と内臓

上記の説明の通り、内臓は膜と脈管(動脈・静脈・リンパ管)を返して筋骨格系と繋がっています。そして神経の情報や養分の吸収や老廃物の廃液の働きの多くが結びつています。
内臓の包み繋ぐ膜は内臓の不快な刺激から緊張や弛緩を起こしと考えられます、この不快な情報は神経を返して腹膜内の血管の神経を返して伝わり、筋骨格系の情報に反射し起こります。

内臓は腫瘍や潰瘍などの重篤な病理ではないレベルでも問題を起こします。オステオパシーが言う内臓機能障害がそれです、緊張や弛緩は自由な内臓の可動性を制限し、内臓の膜を返して筋膜を引っ張り物理的な引っ張りを筋骨格系に伝えて、特定の動きの制限を起こしえます。
そして内臓膜の異常は臓器の血液やリンパ液の流れがスムーズに行かなくなり、軽度の鬱滞が起こります。

この様な内臓機能障害は内臓の不調の自覚としては軽くとも、内臓周囲の筋骨格系に二次的な筋・筋膜や関節に機能障害を起こしたり、関連痛を起こします。
例えば腰痛は腹部の様々な臓器の内臓機能障害から、腰痛を起こしえます。この例は多いとフランスを中心としたオステオパシーは考えています。

内臓マニピュレーションと内臓オステオパシー

内臓へのオステオパシーは古いアメリカのオステオパシーもすでに行っていました、昔は内臓無血手術と呼ばれたりもしました、この内臓領域のオステオパシーを大きく発達させたのフランスです。
ジャン・ピエールバラルDO&ピェール・メルシェーDOは内臓マニピュレーションを創造し、この影響もありながらジャン・ペリエールの内蔵領域のオステオパシーをフランスのジャン・ペリエールDOが発達させ彼の内臓領域へのオステオパシーを従来通り、内臓オステオパシーと呼びました。

この内臓へのオステオパシーを内臓マニピュレーションと呼び発達させたのはフランスの2人のオステオパス(オステオパシー専門家)が、フランスのボーン・セッターが腰痛患者に腎臓手技を施し改善した出来事や、グルノーブルの病院で、肺疾患で亡くなった患者の解剖に立ち会った際の胸膜(肺を包む膜)の線維化した変化に興味を持ち、オステオパシー哲学を内臓に応用しあらためて創造した内臓領域のオステオパシーを、内臓マニピュレーションと呼びました。

オステオパシーでは内臓に対する手技は内臓マニピュレーションまたは内臓オステオパシーと言います。また内臓の変化を体表の皮膚やリンパ組織の変化を評価と施術の対象とする、オステオパシー反射テクニックやチャップマン反射もあります。

この手技は内臓が横隔膜や体幹の筋骨格系に対して動く正常な可動性をモビリティーと言い、内臓が自律的に呼吸する様な微細な呼吸運動をモチリティーと言い、この臓器のモビリティーとモチリティーは相関関係にあり、正常な臓器の働きに重要とされています。
そしてこの内臓のモビリティーとモチリティーが損なわれ、動きが制限される問題を内臓機能障害と言います、この問題は内臓の不調や、腹膜と筋膜や神経の反射や脈管の鬱滞を起こし筋骨格系に痛みを出します。
この内臓機能障害を内臓マニピュレーションは特殊な触診法で診つけ、モビリティーとモチリティーの動きを回復させ、内臓やそれに関連した全体の健全性を回復に導きます。

腰痛とオステオパシー

オステオパシーは筋骨格系の関節機能障害でも筋・筋膜機能障害でも、内臓機能障害でも、頭蓋仙骨機能障害でも、腰痛を起こすと考えます。そしてこの機能障害は多くは組み合わさって症状の原因になってます。
内臓機能障害が確認されず筋骨格系の機能障害が腰痛の症状の原因だと、オステオパシー総合診断で診られた場合、関節調整のオステオパシーを施します、脊髄硬膜機能障害の場合は頭蓋仙骨機能障害を施術します。
内臓機能障害が腰痛の症状の原因の場合は内臓マニピュレーションを行います。
そして腰痛の原因機能障害が組み合わさっている場合は、内臓機能障害と筋骨格系の機能障害を比較し、重要度が高い方から施術します。 

実は腰痛は内臓機能障害が原因または主因となる、事が多い事がオステオパシー特にフランスを中心としたオステオパシーでは分かっています。腰痛の症状の改善に内臓マニピュレーション

原因は様々なバリエーションがありテストの結果により、オーダーメイドに施術を施します。

他の手技療法では内臓機能障害を専門にアプローチする手技療法はわずかで、オステオパシーほど専門的に内臓機能障害を扱う手技療法は他に見当たりません。

当院の特徴

当院のオステオパシーは、フランスのオステオパシー名門校アンドリュー・テーラースティル・アカデミィで資格を経た、オステオパス(オステオパシー専門家)が施術にあたります。
施術者は腰痛の原因となる機能障害が、筋骨格系由来であれ、内臓由来であれ、頭蓋仙骨系由来であれ、その複合機能障害が原因であれ対応します。
またコレらの、機能障害を診つけるためのオステオパシー総合診断を学んでいます。またオステオパシーを行わずに病院に行くべき、オステオパシー除外診断も心得ています。

また当院のオステオパス(オステオパシー専門家)は、フランスの内臓マニピュレーションの創始者ジャン・ピエール・バラルDOとピエール・メルシェーDOの2人に内臓マニピュレーションを直接学び、内臓オステオパシーをジャン・ペリエールDOの直接の弟子のカレン・デェスドビゥースDOとギョーム・アラコックDOに学んでいます。

アメリカの自然療法機関の生活指導資格を経ていますので、内臓機能障害が関わる場合は関係する食事や生活の指導も総合的に指導し、自然回復を促します。

 参考書
  内臓マニピュレーション   
   出版 スカイイースト   著者 ジャンピエールバラル&ピェール・メルシェー

  オステオパシーの内臓マニピュレーション
   出版 ガイアブックス   著者 エリック・U・ヘブゲンDO

  内臓オステオパシー総論  
   発行 ATSA 翻訳 SAJ 著者 ギョーム・アラコックDO

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