• ネットご予約
  • お問い合わせ
  • ツイッター
  • フェイスブック
ページ上部へ

肩甲骨の「痛み」や「こり」の原因は?施術方法についても解説!

巷の整体では肩甲骨の筋・筋膜などに対する施術として、「肩甲骨剥し」といったメニューが増えていますが、民間のリラクシゼーション目的の肩甲骨に対する「ほぐし」や「剥がし」と、オステオパシーの肩甲骨に対する考えや診方や手段は様々な点で異なります。

今回はオステオパシーと巷の肩甲骨◯◯との違いを紹介します。

貴方の肩甲骨の症状「痛みやコリなど」の原因は?

オステオパシーでは、症状はよく嘘をつくと学びます。

肩甲骨の不快な症状がある場合には肩甲骨をほぐしたり、剥がしたりなどの決まりきった他のほぐしなどとは異なり原因がどこにあるのかを考える必要があります。
肩甲骨に症状があっても、生体力学的不調の原因が肩甲骨にあるとは限らないのです。肩甲骨の症状の原因の多くは、肩甲骨に関連した筋・筋膜以外の問題から起こる事も多いのです。

オステオパシーでは肩甲骨に不快な症状がある場合、症状を起こしている箇所の生体力学的問題を検査だけでなく、身体全体の検査も行います。
そのうえで、オステオパシー総合診断で以下の4つの答えを考えます。

  1. 問題が肩甲骨自体の関節や筋・筋膜にあるのか?
  2. 肩甲骨に関係した構造が原因になっているのか?
  3. 肩甲骨の筋・筋膜と、肩甲骨に関連する構造にも問題がある(①と②の組み合わせ)?
  4. 病院で治療を受ける必要がある可能性があるのか?

当院のオステオパシーは「オステオパシー総合診断」から症状を把握して、その人の肩甲骨の症状のパーソナルな原因に適応して施術を組み立てます。

 

施術について

上記でお伝えさせていただいた4つの原因とそれぞれの施術について説明させていただきます。

①肩甲骨じたいの筋骨格系の関節や筋・筋膜が原因の場合

肩甲骨の痛みやコリなどの症状の原因が、肩甲骨の筋・筋膜だけで起こっている事は稀ですがあり得ます。
医学的に肩甲骨の動きは、肩甲骨と鎖骨が体幹に対して動くとされています。この肩甲骨の動きに関わる構造は、鎖骨の2つの関節(胸鎖関節・肩鎖関節)と肩甲骨と体幹の肋骨などからなる肩甲胸郭関節から成ります。
鎖骨の2つの関節は真の関節ですが、肩甲胸郭関節は筋・筋膜の連結でなる関節様の構造(偽関節)に属します。
肩甲骨と鎖骨が体幹の骨格と肩甲骨に付着する筋・筋膜の収縮と伸長を行い、腕の挙上に伴う肩甲骨の体幹に対する動きや、肩をすくめたり広げたるする運動に関わります。

この体幹と肩甲骨を結ぶ関節や筋・筋膜の緊張は上記の動きを制限します。この動きから肩甲骨の可動制限の種類や質や体質や経過に合わせてオステオパシーのトリートメントを個人に合わせて選択し行います。
私の東京オステオパシーキャビネではこの問題に対して以下のオステオパシーマニピュレーションからよく選択して用いています。

  • TGO
  • 筋エネルギーテクニック
  • カウンターストレイン 
  • ファンクショナルテクニック
  • 組織テクニック(筋膜リリース)
  • 新関節マニピュレーション  

②肩甲骨に関係した構造が原因の場合

原因が肩甲骨の筋・筋膜や関節に無い場合は、肩甲骨以外に存在する肩甲骨の不快な症状のに関わるオステオパシー機能障害を施術します。
肩甲骨の不快な症状は肩甲骨以外の以下の構造の機能障害からも生じ得ます。

脊椎・肋骨・横隔膜の筋骨格系のオステオパシー機能障害

筋骨格系に対する様々なオステオパシー手技がこの肩甲骨の症状の原因に対応します。

  • TGO 高速度低振幅
  • 筋エネルギーテクニック
  • ファンクショナルテクニック
  • 筋膜リリース
  • カウンターストレイン
  • 新関節マニピュレーション 
  • 末梢神経マニピュレーション

胸郭内臓や上腹腔内臓のオステオパシー機能障害

内臓オステオパシーが、この肩甲骨の症状の原因に対応します。

肩甲骨に関連する、構造の神経に影響を及ぼす頭蓋仙骨系のオステオパシー機能障害

頭蓋オステオパシーが、この肩甲骨の症状の原因に対応します。


③肩甲骨の筋・筋膜と肩甲骨に関連する構造が原因の場合

この問題は上記の①と②に該当する構造の機能障害から、選択し組み合わせてオステオパシーを行う事になります。

④病院での治療を行う必要性がある場合

ほぼこの様な方は来院しませんが、以下の様な方の多くは来院を断りさせていただいています。
非日常的な力が肩甲骨に直接加わって(事故など)起こったばかりの痛みは、時に肩甲骨の骨折が疑われます。この場合オステオパシー除外検査を行い陽性の場合や疑いが高い場合は、当院でオステオパシーを受けるのではなく、整形外科の画像検査を受ける事を進めます。

 

当院のオーダーメイドなアプローチ

オステオパシーは肩甲骨の不快な痛みや凝りの改善有効です。

肩の構造は複雑でオステオパシーは他の手技療法と異なり筋骨格系の関節や筋膜を総合的に観察し、オステオパシー総合診断の結果に従いオーダーメイドな施術を行います

他の多くの揉み療法と異なり、肩甲骨の痛みやコリの原因を検査なしに全て肩甲骨に問題の原因があると断定して施術を行う事はありません、オステオパシーは全てオステオパシー総合検査の結果を下にしたオーダーメイドな施術を行います。

肩甲骨の症状に対して内臓系や頭蓋仙骨系も含め、関節や筋・筋膜も総合的に診てもらいたい方はぜひオステオパシーのディプロマを取得したオステオパスのいる、東京オステオパシーキャビネをお勧めします。

お問い合わせ

  • 電話番号: 03-3942-4678
  • ネットご予約
  • お問い合わせ