腰痛や背部痛や首の痛みには様々なタイプの痛みがあります、運動をすると痛い、じっとディスクワークで座っていると痛い、夜間痛いなど様々です。
例えば男性で年齢が35歳ぐらいで、腰痛で朝方に痛み、朝起きようとすると痛くコワバリ、1時間ほど動きの痛みとコワバリがひどい場合で、二時間ほど動いていると楽になってきて、さらに関節の可動性テストで背骨が連続的に固く、身体全体の可動性が低く、足底腱膜も固い場合は、まず病院でリュウマチの検査を受けて状態の把握が必要に成ります。
例えば上記とは別に、同じ年齢の男性の腰痛でも、過去に物理的衝撃を受けた経緯があり、慢性の腰痛で、明け方や朝は腰痛は特に酷くはならず、ともかく一定の運動で限局的にこしの背骨が痛い場合は、オステオパシーで改善する可能性が高くなります。
次に女性で安静時にも腰痛があり、ディスクワークを長時間行うと酷くなり、生理時には特に腰痛が酷くなる場合はで、幾つかの内科的問診の追加を行いオステオパシー除外診断の陰性であれば、大半はオステオパシーが有効に働きます。
同じ腰痛でも上記以外にも様々な腰痛のタイプがあります、例えば私はカイロプラクターの先生の腰痛が同僚の先生に診てもらっても治らず、海外のドクターオブ・カイロプラクティックに行っても楽にならない腰痛でしたが、オステオパシーで無事改善する事が出来ました。
この方は筋骨格系の問題でした・・・・私は脊柱の関節の機能障害の問題では無いと思っていました、何故ならカイロプラクティックの施術でも改善しないからです、背骨に負担を間接的に生じる下肢のアンバランスもなく、腰痛を起こす内臓機能障害も在りませんでした。
所がこの方にはやはり脊柱に問題がありました、それは背骨の関節の問題では無く、骨内リージョンと言うオステオパシーのみが問題を認識している骨の粘弾性の機能障害の事です、私が用いた手技はサザーランドDOの弟子である、フライマンDOが日本に伝えた仙骨への手技を行いました。
3年間ほど腰痛が改善しなかった様ですが、初めの施術で大きく痛みが改善し二回目の施術でほぼ痛みは無くなり、3回の施術で施術効果を安定させるため行い、施術を終えました。
このカイロプラクターの方は、関節では無く骨の機能障害の存在に驚き、またその効果に驚いていました。
いずれにしても腰痛の原因は実に様々です、時に病院を進めるべき重篤な問題を持つ方もいます、安易な整体院やマッサージでは改善どころか危険な場合も在るのでくれぐれも、キチンとした学歴をもつ手技療法の専門家に診てもらう事を進めます、高い問診能力・除外診断・総合検査法から現状把握を行い方法論を導き、原因に合わせた様々な調整手技を完璧に行う能力と、日常の指導が大切なのです。
