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腰痛の有効性・・・オステオパシー

 現代医学は病気を治そうとします、医学には病理学と言う学問があります、現代医学の病気の定義は基本的に病理学の病理に基づきます。

 病理とは細胞や組織の器質性の異常・・・病変が病理の基礎で、実は腰痛の大半は病変が存在しないか、病変がありながらも痛みの原因に成らない場合があります。

 実は腰痛の大半の原因は病理が原因では無く、機能障害が原因です、また最近心因性の腰痛が注目されています。

 機能障害とは健常な組織や細胞を維持しているのに、不快な症状を出している問題で機能的な問題と捉えられています。

 オステオパシーではオステオパシーが対応する機能障害を、オステオパシー機能障害や体性機能障害と言います。

 オステオパシー機能障害は病理は無いが、身体の組織に緊張・歪み・可動制限・圧痛などが起こっている問題の事で、この4つの現象の全てか幾つかを起こしています。

 例えば整形外科は腰痛の原因に病変が関わり、手術を行ったりする訳ですが、実は急性腰痛などでも手術が必要な患者は100人中4%ほどで、それ以外は整形外科医は痛み止めを出すくらいです、慢性腰痛に成ると理学療法士などに任せて運動指導や簡単な物理療法を行う事に成ります。

 ちなみにニュージーランドで1999年~2002年に行った急性腰痛の有効な施術法を調査する研究では、オステオパシーや整形外科や鍼灸が行う施術のどの手段が有効なのかを調査しました、大きく分けると「有効性あり」・「有効性なし」・「有害」に分けられ、従来の整形外科や柔道整復師などが行っていたコルセットなどのギブスジャケットは「有害」に分類されました・・・。

 

 急性腰痛の方にも行われてきた内容で、実はやるとより悪くなる確率が高かったのが、以下のとうりに成ります。

  ・中枢神経麻酔のオピオイドジアゼパム

  ・2日以上の安静臥床

  ・牽引を伴う安静臥床

  ・全身麻酔下でのマニピュレーション

  ・ギブスジャケット

 有効性もなく有害性もない有効性が無い物のとして。

  ・経皮的神経電気刺激

  ・牽引

  ・特定の腰痛体操

  ・腰痛に関する教育パンフレット

  ・マッサージ

  ・鍼治療

  ・手術(椎間板減圧の必要が無い場合)

 有効性が確認されたもの。

  ・日常の活動性を維持する事。

  ・非ステロイド系消炎鎮痛剤。

  ・オステオパシーやカイロプラクティックなどのマニピュレーション

  ・集学的アプローチ?

 この急性腰痛に対するエビデンスは日本語訳されていて、「急性腰痛と危険因子ガイド」で出版されています。

  急性腰痛の定義は腰痛を発症して3カ月以内の物で、それ以降は慢性腰痛に成ります。

 急性腰痛の方は、日常生活レベルの動作は少し痛くとも制限せず行い、アスピリンなどの消炎鎮痛剤なら有効で、またオステオパシーやカイロプラクティツクなどのマニピュレーション(手技療法)は有効性が高いと分かります。

 特にオステオパシーを選択すると腰痛がぶり返す確率が低い良さも更にあります、12ヵ月後も腰痛を再発しない確率が比較的高い結果を出しているからです。

 これは世界にいくつもある急性腰痛のエビデンスの一つですが、かなり大掛かりなエビデンスで、信頼性が高いものです、今回は皆さんにも科学的オステオパシーの有効性の根拠を知らせた次第です。

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