• ネットご予約
  • お問い合わせ
  • ツイッター
  • フェイスブック
ページ上部へ

オステオパシーの一番有効な手技

 時折、オステオパシーで一番有効なテクニックはどのテクニックかと言う質問をうけます、例えば頭蓋仙骨のオステオパシーが最も有効では・・とか、オステオパシーはソフトな手技だけとか・・・。

 オステオパシーはその人の機能障害の原因に合わせた施術を大切にします。

施術する領域だけでも、筋骨格系・内臓系・頭蓋仙骨系があり、施術方法でも大きく分けるとダイレクトテクニックとインダレクとテクニックがあります。

ダイレクトテクニックは固く動かない方向に動かすトリートメント手技で、基本的に歪んだ構造を正す方向に動かします、インダイレクトテクニックは動きが固い方向の逆の動きが容易な方向に動かす手技で、基本的に歪みを誇張する方向に成ります。

 オステオパシーのダイレクトテクンックも関節のダイレクトテクニックと、筋・筋膜のダイレクトテクニックもあり、内臓間膜のダレクトもあれば、頭蓋硬膜のダイレクトや縫合のダイレクトもあります。・・・・また逆に関節も筋・筋膜も内臓も頭蓋も全てインダレクとテクニックもあります。

 

 オステオパシーの有効な手技は、オステオパシー機能障害が起こった領域の場所や、機能障害の質や、その人の体質や、そのと時の環境や、機能障害の問題の連鎖や、問題の重篤度で行う手技の重要性が異なります。

 ある人の関節の施術には関節のクリック音「ボキボキ」とする矯正が有効で、ある人には有効でありあせん、また筋骨格系の肋骨の問題が原因で首の痛みを出している方に、問題の起こっていない頭蓋の施術は無意味です。・・・けれど頭蓋の方の神経に関係する構造に問題を起こしているなら頭蓋の施術が必要です。

・・・オステオパシーで一番有効な手技はその人の問題「オステオパシー機能障害」の原因に合った手技です。

 人によるとボキボキの関節矯正が最も有効な人もいれば、ボキボキが深く作用しない人もいます、インダイレクトの柔らか手技が有効な人もいれば、この矯正に反応が遅すぎる方もいます。・・・逆に何方でも大丈夫な人もいます。

 またはそもそも背骨の矯正自体対して重要では無く、内臓や筋膜の施術が重要な方もいます、その他にも様々な原因に合わせるべき問題があります。

 ベストなオステオパスはグローバルに何でもできる必要がある・・・これが近代的なフランスのオステオパシーの主張です。

 昔フランスの先生やカナダの先生に、時折オステオパスの中には自分の手技が苦手なテクニックを悪く言う先生がいるが、実はそのテクニックが下手なのかよく、理解していなのかが殆どだと言ってました。

 わたしも全くそのとうりだと思います。

 仙腸関節の関節包の調整で99%の腰痛が治るとか、上部頸椎のカイロプラクティックで何でも治るような、広告を最近巷の本屋では見ます。

 オステオパシー的には馬鹿げた考えだと思います、ちなみに急性腰痛の10%前後は病院で対処すべき病気「骨節・感染症・椎間板へルニア」と関わります、99%なんて厚生労働省から何時でも注意勧告が出てもおかしくない広告で、基本的腰痛に対する医学知識に欠けていますし、全身の生体力学的機能障害が何処かの一ヶ所だけが原因とするのは、身体の全体を観るグローバルな視点に欠けているだけでは無く、なにかの新興宗教のように感じます。

お問い合わせ

  • 電話番号: 03-3942-4678
  • ネットご予約
  • お問い合わせ