内臓のオステオパシーが発展したフランスでは、オステオパシーの影響からかメディカル・・・「医師」が書いた、医学書の本にも肝臓の問題の影響が肩に症状を生じる事がある事が書かれだしたそうです。
実は肩や首の症状の一部は内臓の機能障害が原因で生じます、特に左肩の不快な肩こりや・首こりは肝臓の機能障害が関わる可能性が多いのです。
首や肩の神経は枝分かれし、喉にきわから下がり肺と心臓の間に下がり横隔膜まで達し、一部は横隔膜から下がり腹腔の肝臓をストッキングの様に包み・・ぶら下げているグリソン鞘まで伸び、肝臓の膜の不快な情報を首の神経に飛ばします、こうなると首や肩に問題が無くても「首や肩にコリや痛みを自覚させる事に成ります」。
この神経の名前は横隔神経で横隔膜を動かす運動神経と、横隔膜やグリソン鞘などの内臓被膜の感覚神経が混在する神経を持ちます、この呼吸の動きを司る横隔膜の神経は自律神経の働きとも密接に繋がっていて、そのため心の影響も受けるとオステオパシーは考えます。
肝臓自体は沈黙の臓器として臓器自体の感覚神経を持ちませんが、肝臓を包んでいる膜には感覚神経を持つわけです。
時に暴飲暴食や精製食品や食品の防腐剤は肝臓に大きなストレスを掛けます、フランスの内臓オステオパシーでは肝臓機能障害を5種類に分類し、その肝臓機能障害のタイプをオステオパシー検査法で分析し、内臓オステオパシーのオーダーメイドな手法で施術します。
このての肝臓機能障害が原因で起こった首のこりや・肩のこり・首の痛み・肩の痛みにはオステオパシーは大きな効果を発揮します、また肝臓の自律神経に関係する骨格の調整と共に食事や水分補給の指導を合わせると、今まで色々な所に行っても改善しなかった首こりや・肩こりの改善や緩和が期待出来るでしょう。
オステオパシーの内臓マニピュレーションなど最近はネットで行っているとの触れ込みを見ますが、気をつけて頂きたいのは、内臓オステオパシーや内臓マニピュレーションは日本では正式に学んだ経過の無い人ばかりです、内臓マニピュレーションの創始者ジャンピエール・バラルDOも私との会話の際に言ってましたが、フランス以外の国で内臓の手技がキチンと出来ている所は本当に少ないのです。
オステオパシー特有の内臓の診方・検査法・方法論・正確な施術法・・・全てが必要です。