オステオパシー施術院に施術を受けに来る大半の方は身体に不快な症状を改善したくて来院します、ごく一部の方は定期的な体調管理のため来院します。
症状の悩みで最も多いのが痛みの症状で、腰痛・背中の痛み・首の痛み・骨盤の痛み・頭痛や、その他にも膝の痛み・股関節の痛み・足首の痛み・肩の痛み・肘の痛み・手首の痛みなど様々で、また痛みの箇所も一か所から複数個所の痛みを訴える方など様々です。・・・また痛みには属しませんが肩こりや背中のこりはとても多い症状です。
さて痛みは脳の顕在意識を感じる新皮質の知覚野に不快な情報が入る事で自覚する症状です、この痛覚を認識する知覚野の腰の知覚領域が興奮すると腰痛が起こります、肩や首だと肩の痛みや肩こり・・首の痛みや首こりを起こします、その他の痛みもその痛みに関連した領域があります。
この痛みの大半は身体にストレスが掛かる事で、その情報が身体の感覚受容器から神経を経て脳に伝わり、痛みを感じる脳の領域を興奮させ痛みを起こします。
物理的ストレス（外傷・不良姿勢・急な非生理的動き） ・ 化学的ストレス（炎症・代謝産物の蓄積・毒素・低酸素・その他・・・） ・ 感情に介入するストレス（恐怖や不安など・・）。
この中の物理的ストレスや化学的ストレスは身体の靭帯・筋膜・筋肉・内臓の管腔臓器や内臓被膜に存在する、侵害受容器と言う受容器がこの刺激を感じる事で興奮し神経に情報を伝え、痛みの感覚や不快な凝りの感覚を脳で感じさせます。
痛みの自覚は更に神経内の複雑な反射をへて、痛みの自覚が原因と別の所に感じたり、脳の感情に関わる大脳周辺系の情報の介入を受ける事もあり、単純に痛い所が痛みの原因と成らないことも数多くあります。
例えば極端な不安や悲壮感は、自律神経を介して呼吸や心臓などの循環器の生理的リズムに介入します、そして背中や胸の胸郭などの筋膜・靭帯を緊張させ、その緊張が組織に記憶されると、不安や悲観的な環境が無くなっても、背中や首の痛みと共に、感情的にも安定が難しく成ります。
実は人間の身体の情報と感情の情報が脳の処理の過程で、記憶が結びつく事が有るのです
症状と・・受容器と脳の処理は、身体の一体性を物語っています・・・オステオパシーでは筋骨格系だけではなく、頭蓋仙骨系や内臓系も施術対象とし、幅広い領域のストレスの原因にも有用性を持っています。
特に当院の施術者はジャンピエール・バラルDOから直接学んだ、ソマトエモーショナル（体性感情）に対する、オステオパシーを学びました、とても有効的なオステオパシーのアプローチです。
