骨盤のバイオメカニズム(生体力学)の基本的な事を書きます。
骨盤の骨は寛骨と仙骨と尾骨から成、骨盤の関節には仙腸関節と恥骨があります。
オステオパシーでは骨盤の関節は大きく分けると下肢の筋・筋膜や関節から後からの影響に関連したバイオメカニズムと、左右の寛骨が対照的で安定した環境の中で体幹の脊柱の動きから起こる仙骨の動きがあります。
オステオパシーでは整体やカイロプラクティックと異なり、この体幹から安定した寛骨の間で起こる仙骨のオステオパシー検査法や調整法をもちます。・・カイロプラクティックにも僅かにこの仙骨の歪みに対する手技は有りますが、オステオパシーほど細かく出来ていません。
このオステオパシーの骨盤の生体力学を研究したのは、オステオパスのフレッド・ミッチエル・シニア博士でポールキンバリー博士も研究を助けました、近年は更に骨盤関節の研究が進み運動軸の詳細に対して様々な意見があります。
オステオパシーでは仙腸関節の下肢の非対称な動きの影響から寛骨が非対称に動くメカニズムを腸仙メカニズムと言い、安定した左右の寛骨の中で、仙骨が体幹の動きに応じて生じる動きを仙腸メカニズムと言います。
腸仙の動きで機能障害が起こった場合オステオパシーでは腸骨機能障害と言い、更に腸骨機能障害は幾つかのタイプに分かれます、またや仙腸の動きで機能障害が起こった場合は仙骨機能障害と言います、この仙骨機能障害もいくつかのタイプに更に分類されます。
仙骨機能障害も腸骨機能障害も何れも仙腸関節の機能障害で、何方かが起こると必ず他の運動にも問題の影響を与えます。・・・・訓練されたオステオパスはこの問題を正確にオステオパシー診断をし正確に施術する事が出来ます。
骨盤の痛みや、腰痛や下肢の問題や、脊柱全体のバランスや、骨盤内臓の問題には重要な施術ポイントに成ります。